マイホームを建てる際に、理想の空間を実現したいと考える、こだわりのある人にとって、庭は憧れの要素の一つでしょう。
しかし、狭小地や防犯面などの理由で、庭付きの家に住むことを諦めている人も多いのではないでしょうか。
そんな人にこそ、おすすめしたいのが「中庭」です。
今回は、家の真ん中に庭を作る中庭のある家の魅力やメリット、間取りのポイントをご紹介します。
□家の真ん中に庭がある家のメリット
1:どの部屋も明るい
中庭のある家は、どの部屋にも満遍なく太陽光を取り入れることができます。
特に、北側に面した部屋は、中庭を設けることで、南向きの開口部をつくることができ、明るい空間を実現できます。
2:安心して楽しめるプライベートな庭
中庭は、家の中に囲まれた空間なので、外部からの視線を気にせず、家族や友人と安心してくつろぐことができます。
小さなお子さんを遊ばせるにも安全な空間です。
3:縦横無尽に風の通り道を確保できる
中庭のある家は、壁面が多く、窓の数も増えるため、季節によって変わる風の通り道に対応して窓を開けることができ、年間を通じて風通しのよい家となります。
4:安全性が高くなる
中庭は、外部からの視線を制限し、プライバシーを確保できるため、不審者にとって侵入しづらい空間となります。
また、家の外側に大きな開口部が少ないことから、セキュリティの管理もしやすくなります。
5:自然を身近に感じられる
中庭のある家は、各部屋が庭に向かって開かれているため、自然光をたっぷり取り入れることができます。
これにより、家の中に自然な明るさが保たれ、自然の緑を楽しむこともできます。
□中庭のある家の間取りのポイント
1:手間のかからないレイアウトを考える
中庭に植物をたくさん植えてしまうと、水やりや除草などのお手入れが大変に感じてしまうかもしれません。
植物の種類や配置を工夫し、なるべくお手入れが簡単で強い種類を選ぶことで、手間を軽減できます。
また、建物のデザインは、シンプルにすることで掃除もしやすくなります。
素材選びの際も、丈夫で汚れが目立ちにくいものを選ぶと良いでしょう。
2:生活動線を工夫する
中庭のある家は、部屋を中庭に面した配置にすることで、開放感を演出できますが、各部屋へアクセスするための動線が長くなってしまう可能性もあります。
家族のライフスタイルに合った動線計画を立て、開放感と快適性のバランスの取れた間取りを検討しましょう。
3:庭の活用方法を考える
中庭は、家族が集まってバーベキューを楽しんだり、読書やお茶を楽しむなど、様々な用途で活用できます。
庭の活用方法に合わせて、適切なスペースを確保し、必要な設備を検討しましょう。
□まとめ
中庭のある家は、明るさ、開放感、安心、自然との調和など、様々なメリットがあり、狭小地でも理想の庭付きの家を実現できます。
間取りを設計する際には、生活動線やメンテナンスのしやすさ、庭の活用方法などを考慮し、家族のライフスタイルに合った空間作りを目指しましょう。